防音ケージの処分方法を紹介!売る or 譲る or 捨てる?

防音ケージは大型で重量がある(※)ため、一般的な商品に比べて処分が難しいものです。売る・譲る際の配送に関しても、意外な落とし穴や注意すべき点があります。
※ 一般的に防音ケージは40~80kg程度の重さになります。
この記事では、防音ケージの処分方法として、売る・譲る・捨てるの3つの選択肢を詳しく解説します。
ご自身の状況に合った最適な方法を見つけるための参考にしてください。

防音ケージの処分方法
防音ケージを処分する方法は、売る・譲る・捨てるの3つがあります。
それぞれにメリット・デメリットや注意点があります。ケージやご自身の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
防音ケージを【売る】方法
中古の防音ケージを売るなら、メルカリが最も現実的な選択肢です。
他のフリマサイトやオークションサイトでも出品は可能ですが、実際の出品数はメルカリが多いため、売れる可能性が高いでしょう。
ただし、メルカリで防音ケージを販売する際には、配送方法に注意が必要です。サイズと重量の関係で、通常の配送方法では対応できないことがあります。
メルカリでの配送方法と制限
メルカリでの配送方法は、下記の3つの選択肢があります。
らくらくメルカリ便(宅急便)
- 重量制限:30kgまで
- 重量オーバーになる可能性が高く、利用が難しい
梱包・発送たのメル便
- 重量制限:150kgまで
- 中古の防音ケージは取扱い不可に指定されている
- 新品であればベストな選択肢
配送方法未定を選択して独自で配送
- 独自で手配する方法
- 匿名配送は利用できないため、購入者と住所等の個人情報のやり取りが必要になる
結論、中古の防音ケージの場合、配送方法未定を選択して独自で配送が現実的な方法になります。

おそらく個人で送る場合、佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便(50kgまで対応)しか選択肢がない状況です。営業所によっては、西濃運輸のカンガルー特急便(1,000まで対応)も利用可能かもしれません。
直接取引も選択肢の一つ
直接取引は、送料や梱包の手間がかからないメリットがありますが、購入検討者が地理的に限られるため、売れるまでに時間がかかる可能性があります。
直接取引の場合、ジモティーも検討しても良いかもしれません。
防音ケージを【譲る】方法
知り合いやジモティなどの地域コミュニティサイトを通じて譲る方法もあります。捨てるにはお金がかかるため、それなら譲ってしまうのも1つの手です。
譲る際のポイント
- 知り合い / SNS / ジモティなどで防音ケージが必要な人を探す
- 基本的に無料で譲ることを前提に考える
- 受け渡し方法は「直接取引」が基本
- 相手に取りに来てもらうのがマナーだが、早く処分したい場合は自分で届けることで、譲る相手を早く見つけることもできる
- 完成品を渡す場合、部屋に入らない・2階に運べないなどのトラブルが起きないよう、事前に確認が必須
譲渡の場合、金銭的な対価はあまり期待できませんが、必要としている人に直接届けられる満足感があります。また、売却に比べて手続きが簡単で、迅速に処分できる点もメリットです。
防音ケージを【捨てる】方法
売る・譲るが難しい場合は、適切な方法で廃棄する必要があります。
粗大ゴミとして処分する場合
- お住まいの自治体の粗大ゴミ回収サービスに申し込む
- 事前に回収料金を確認(サイズや重量によって異なる)
- 指定された日時に指定の場所に出す
- 防音材と金属部分を分別が必要かどうか自治体に確認する
不用品回収業者に依頼する場合
- 複数の業者から見積もりを取り、比較する
- 許可を持った正規の業者であることを確認
- 即日回収が可能な場合が多い
防音ケージは金属部分や防音材など複合素材で構成されているため、廃棄方法が一般的な家具と異なる場合があります。事前に自治体や回収業者に確認することをおすすめします。
売る or 譲る際の注意点
防音ケージを売る or 譲る際は、以下の点に注意しましょう。
注意点
- 商品状態の正確な記載
- 使用年数や使用頻度
- キズや汚れの有無とその程度
- 防音効果の現状(音の大きさはスマホアプリで計測可能)
- 部品の欠損や不具合はないか
- 完成品を渡すorバラして渡すか
- 衛生管理の記載
- 清掃状態について明記する
- 消毒・除菌の有無についても記載
- におい等の状況も正確に伝える
- サイズと重量の明記
- 外寸だけでなく、内寸も記載する
- 重量は概算でも必ず記載する
- 分解可能かどうかも記載する
- 取引方法についての明確な説明
- 配送可能か、直接取引のみか
- 配送の場合、送料の負担方法
- 直接取引の場合、受け渡し場所の条件
- 付属品の確認
- 説明書やパーツリストなどの有無
- オプション部品の有無
- 鍵などの重要部品の確認
- 注意事項の記載
- 使用に関する制限事項(※1)
- メンテナンス上の注意点
- 死亡した際に責任を負えないこと(※2)
※1:エアコンやクーラーが設置されている部屋に置くことが条件の商品などもあります。
※2:防音ケージに付いている換気システムをオフにして使用すると、酸欠などのリスクがあります。正しくない使い方をした際のトラブルに関しては、責任を負えないことを記載すると良いです。
正確な情報を提供することで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズな取引につながります。また、防音ケージは専門性の高い商品ですので、基本的な使用方法やメンテナンス方法についても可能な範囲で情報提供すると、購入者や譲受者に喜ばれるでしょう。
処分することも見越して購入しよう!
防音ケージの購入時には「長く使いたい」と考えがちですが、引っ越しや生活環境の変化で手放す必要が出てくることも少なくありません。
捨てる場合は、あまり気をつける事はないので、売る・譲ることを考えた際の商品選びのポイントを紹介します。
防音ケージは決して安い買い物ではありません。購入時から将来の処分方法まで考慮することで、長期的に見て無駄のない選択ができるでしょう。

Point01:分解・組立が簡単な商品を選ぶ
組み立てだけでなく、分解と再度組み立てが可能なものがベストです。また、説明書は必ず保管しておきましょう。
Point02:なるべく軽い商品を選ぶ
配送する際は、重量によって取れる選択肢が変わってきます。できれば50kg以下の商品だと、売る・譲るがしやすいです。
Point03:メンテナンスがしやすい商品を選ぶ
売る・譲る際は、掃除をしてから発送することになります。また、当然綺麗な方が価値が高いため、メンテナンスしやすい構造の商品を選び、なるべく綺麗に使うことを意識すると良いです。
Point04:保証やサポートの充実した商品を選ぶ
部品交換が可能なモデルや、修理サービスがあるブランドを選ぶことも重要です。商品サポートが長く続くメーカーの商品であれば、故障時の対応もスムーズで、長期間にわたって使用価値を維持しやすくなります。